WEBサイト制作費用・WEBサイトリニューアル費用はいくらが妥当なのか?

WEBサイトの制作やWEBサイトリニューアルに関するご相談の中で予算はどのくらいが最適ですか?・費用はどのくらいが相場ですか?どのくらい費用かかりますか?どのくらい費用をかければいいですかの質問が結構あります。

WEBサイトは基本的に一物一価なので一概には言えません。規模・工数・システムにより変わってきます。

実際にはある程度の予算を提示して複数のWEB制作会社に見積もりを依頼をして、コンペや相見積をして決めてる場合がほとんどかと思います。

その場合は価格勝負になってしまう場合が多いかと思います。上司に相談・提案するとそりゃ1円でも安い方がいいだろうという話になるのではないでしょうか。

目次

自社のWEBサイトの価値を理解・把握している会社が少ない

こうしたWEB制作費用で決まってしまう背景には自社のWEBサイトの価値を理解・把握している会社が少ないのではないかと思います。

ECサイトを運営している会社はさすがに無いですが、例えば1年間のWEBサイト経由の売り上げ・利益・成約を数値化(1件あたりの成約率・成約単価・利益含)をして把握している会社は意外と少ないです。

投資費用対効果(ROI)を算出する上では必要なデータになります。

例えば、WEBサイト経由の普通の申し込み・資料請求・お問い合わせ等を、きちんとその後、成約に結びついた件数まで把握している会社はそれほど多くないです。

ましてWEBサイトが製品やサービス紹介のみで、詳しくは電話でお問い合わせくださいのような、間接的なWEBサイトの場合、WEBサイトの効果測定をしている会社は少ないのではないでしょうか。

WEBサイト制作費用ではなく投資費用対効果を元に考える

自分のサイトの価値が理解していない・正当に評価していない(WEBサイトの投資費用対効果「ROI」を算出していない)場合、そもそも指標がないのでWEB制作費用が指標になってしまいます

例えば
・年間売上5億円のWEBサイトなのに、WEBサイトリニュール制作費が500万円だったりすると、どうしてもアンバランスさを感じてしまいます。

・年間売上250万円のWEBサイトで、WEBサイトリニュール制作費が500万円だった場合もアンバランスさを感じてしまいます。

・年間売上250万円でもWEBサイトリニュール制作費が500万円をかけて、翌年の年間売上が1500万になる場合、500万の投資をしても無駄では無いと判断する人は多いのではないでしょうか。

それは、サイト経由の売上・件数を把握して、どこを改善すれば集客や成約率向上につながると数値化(投資費用対効果)を想定できて、その上でWEBサイトリニューアル費用をどのくらい投資するか算出しているからそういう判断になると思います。

もちろんWEBサイトリニュール制作費が高ければ高いほどいいというわけではないです。

現在のWEBサイトの価値をきちんと算出して初めて、WEBサイトの制作やWEBサイトリニューアル時にはWEBサイト制作費にフォーカスをするのでは無く、あくまで投資費用対効果の視点にフォーカスすべきだと考えます。

安物買いの銭失いだけは避けたい

一番怖いのはWEB制作費だけにフォーカスをしすぎて、一番安い制作会社に依頼をして、WEBサイトリニューアルしたはいいけど、以前に比べてアクセス数・成約数も激減してしまった場合です。

そういうケースは多々あります。そうした場合、以前のサイトのパフォーマンスに戻すにはかなりの費用と工数がかかるのでトータルで見るとかなりの損失と出費がかさんでしまうケースが多いです。

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このコラムの執筆者

個人事業主歴20年以上・IT関連(導入支援・ヘルプデスク)・FAQサイト構築・WEB関連(WEBマーケティング戦略・集客・分析)・WEB・ECサイト運営のアドバイザリーの仕事を中心に活動しています。

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