Google広告やYahoo広告等の広告管理の仕事をしていて、かなりの確率で遭遇するのが予算配分のバランスがおかしい場合です。
それはネットの広告内の予算配分ではありません。ネットの広告費はかなりかけているが、サイト・LPや成約にむずびつくフォームデザイン(EFO)に対して投資をしない場合が多いです。
広告管理やサイト管理等分業制の影響
そうした理由の一つとしては、広告管理やサイト管理等分業制になっている場合が多いです。
広告管理は代理店・サイト管理はサイト制作会社等、それぞれ業務が分担されており、広告代理店はGoogleやYahooの管理画面しか見ない・見ることができない等やWEB制作会社も広告の管理画面は見ることができないのでどんなキーワードでどんな広告が配信されているかも知らない場合が多いです。
こうした場合、結果的に成約率が低い・CVRが低い場合が多いので、成約単価CPAも高めになってしまい、広告パフォーマンスも悪くなり、結果的に無駄な広告費を使ってしまうことになってしまいます。
またそれぞれ提案してくる場合が多く、トータルコスト・トータル的なパフォーマンスという目線が欠如している事例が見受けられます。
社内の予算配分の問題
もう一つの理由としては広告費の予算は社内では稟議でも通りやすいが、CVRのサイトの改善等に関しては社内ではなかなか予算が承認されない場合が多いです。
広告費は月に数百万以上使うが、WEBサイト修正の数万円の予算が承認されないケースが多々あります。
こうした場合、話を伺うと広告費は集客・お客を呼ぶことは大事なのでそこには投下はできるが、WEBサイトの改善に関してはそれ自体お客を増やすことではないので、あまり意味がないのと、WEBサイトを改善したからっといって利益が出るわけではないという話を聞きます。
上記のケースどちらとも「バケツに穴の開いた状態で水を流している」状態なので、いくら広告費を投下しても無駄です。
Google広告はもちろん成約率を元に解析・広告パフォーマンスを決めているのでサイト訪問して、滞在時間やちゃんと成約したかどうかも広告パフォーマンスに影響してきます。
もちろん広告をクリックしてユーザーニーズのマッチ度が高い(成約の高い)サイトを優先的に表示されます。
広告配信しながらサイトを改善して、PDCAを上手く回して成約率CVRをしていくか、広告を配信する前にオーガニックで訪問したユーザーの状態である程度、成約率CVR高めて(オーガニックで訪問する人より、広告配信するとCVRは低くなる傾向)から広告を配信したほうがいいでしょう。