AI時代のWEBサイトのコラム・記事は想像力・クリエイティブ力が大切

最近、AI時代にコラムやどのような記事を書いたらいいかという相談がありました。

全部AIにコラムや記事を任せても大丈夫かと質問も多いです。今回、AI時代にコラムや記事の書き方について考察してみました。

目次

AIに全部コラムやブログ記事を書かせても大丈夫か?

基本的にはGoogleはAIにブログを書かせても問題ないと公表しています。

ただし、すべてAIに書かせた記事だと、SEO面では不利になるかと思います。

やはりライバルもAIに書いた記事を公開するのでオリジナリティに欠ける(中身の薄い)記事が量産される可能性があるからです。

[参考サイト]AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス(Google 検索セントラルブログ)

現実的には推敲・要約・文言統一・SEO対策・コーディング・画像・動画を生成等の部分でAIの力を借りるのがいいのではないでしょうか。

文章を書くのが苦手な人はある程度、自分でテキストにまとめて、AIに綺麗に推敲してもらうのもいいでしょう。

ユーザーがどのようなことを求めてこの記事を読みに来ている想像力・クリエイティブ力が大事

リアル店舗のマーケティングと違い、WEBマーケティング(WEBライティングも含む)の場合、画面の向こう側のユーザーを想定してコンテンツを作成する必要があります。

むしろそうしたライティングやデザイン力的なクリエイティブ力ではなく、ユーザーがどのようなことを求めてこの記事を読みに来ているかという、想像力・クリエイティブ力が大切だと考えます

この部分はAIではなかなか難しいのではないかと思います。

例えば「タワーマンション購入 後悔」のキーワードで検索してくるユーザーを対象とした場合、どのような記事が適切か

高額商材や人生を左右する商品サービスの場合、体験談や口コミを参考・参照する人が多いです。

キーワード的にも「●● 評判」「●● レビュー」だけでなく、「●● 後悔」や「●● やめとけ」「●● デメリット」とネガティブワードで検索する人多いです。

例えば「タワーマンション購入 後悔」と検索して、検索上位に表示させるコラムや記事を書く場合を例として取り上げました。

「タワーマンション購入後、後悔した理由ベスト5」的なまとめサイト記事

「タワーマンション購入後、後悔した理由ベスト5」的なまとめサイトです。このようなコラムの場合はAIでも書くことは可能かもしれません。

ただ最近では内容やキーワードによっては上位表示は難しいでしょう。こうした記事が多いのはアフィリエイトサイトや企業が運営しているオウンドメディアが多いです。

Googleもコアアップデート等により検索アルゴリズムも進化しているので、専門家ではなく、ライターさんに書かせた中身の薄いSEO対策的な記事は嫌われる傾向にあります。

「タワーマンション購入をして本当に後悔。。」的な個人ブログ

「タワーマンション購入をして本当に後悔。。」個人ブログによくある内容で、実際にマンションを購入して本当に後悔しているユーザーさんが書いている内容です。

これはGoogleとしても評価されるのでキーワードによっては上位表示させる可能性が高いです。

ただしYMYLに該当するキーワードの場合、著者名や所在地等を明記する必要があるので、個人ブログの場合は個人情報を公開するのはリスクがあるので難しいかもしれません。

またYMYLの場合、どうしても企業のサイトの方が優先度が高くなっている傾向があるので、同様の記事でも例えば不動産会社運営のオウンドメディア的なコラムサイトの方が上位に来る可能性はあるでしょう。

またこのような記事の場合は一般的な内容であれば、AIでも書くことは可能かもしれません。

「タワーマンション購入をして後悔」と見せかけた記事

さて3つ目ですが、タワーマンションを購入したけど、後悔はしなかったというコラムになります。

一見タイトル的には「タワーマンション購入をして後悔」という内容に見えますが、「実際はやっぱり購入してよかった」的な記事になります。

こういう記事の場合、個人のブログより、SEO対策でSEO専門のライターがコラムを書いているケースも多いです。

少し手の混んだ記事でステルスマーケティング的な要素もあるかもしれません。

普通のライターさんやコラムを書く人が想像する(AIも含めて)、実際には「これからマンションを購入する人」が購入時の情報を探している(メリット・デメリットを含めて)のをターゲットとするでしょう。たぶんそれを想定して、コンテンツを制作するのが普通かもしれません。

本当に購入希望者で後悔の情報を探しているとは限らない

さて最後になりますが、「タワーマンション購入をして後悔」を検索してしているユーザーは購入希望者とは限りません。

一方で「タワーマンションを 買わない理由を探している」人が多いのではないかと思います。

それは自分への言い訳やコラムを読んで、自分の判断に納得させる理由を探しているのです。

中にはタワーマンションを購入したいけど買えないので、後悔の理由を記事を読んで自分自身を納得させているかもしれません。

確かにマーケティング的には上記ユーザーは購入ユーザーではないので対象ユーザーにはなり得ないかもしれません。

ただコンテンツの共感度・満足度的(エンゲージメント的)には高いと思います。

人間の行動としては言葉と思考は必ずしも一致しているとはいえないのではないでしょうか?

本当は辞めたいけど、辞めたいと言えないとか、感情の相反・曖昧さは部分はAIでも判断難しい領域ではないかと思います。

1980年代後半から90年代に家電等に応用されたファジィ論理(Fuzzy論理)・ファジィ制御のように曖昧さに近いかもしれません。

コンテンツ作成において、アナリティクス解析できないやAIではわからない、仮説を立てて本当に相手の気持ちを理解することが大切です。

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このコラムの執筆者

個人事業主歴20年以上・IT関連(導入支援・ヘルプデスク)・FAQサイト構築・WEB関連(WEBマーケティング戦略・集客・分析)・WEB・ECサイト運営のアドバイザリーの仕事を中心に活動しています。

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