店舗運営者はブログ・SNSを毎日更新する必要があるか

よくホームページ運営の相談の中で多いのはブログを始めたほうがいいですか?毎日更新した方がいいでしょうか?と聞かれることがあります。

自分はズボラ系で定期更新できていないので強くは言えませんが、確かに更新しないより定期更新した方がいいでしょう。

SEO的にも更新頻度が高いのとページ数が多いと検索結果に表示される確率が上がるのと、Googleのクローラー等も頻繁に訪れるようになるのでいいことだと思います。

ただリアル店舗を運営している人は実店舗の経営だけで手一杯な場合もあるので、本業を無理してまで更新する必要もないと考えます。

むしろ息抜きくらいで更新するほうがいい記事を書けるでしょう。

ブログ・SNS(Facebook・X・Instagram)すべてやる必要はありません。

例えば顧客が若い女性の層が多ければインスタグラムにて情報提供すればいいですし、じっくり説明をしたい場合はブログにて情報提供をすればいいでしょう。

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ブログを初めて直接仕事に結びつく場合も

ブログを初めて直接仕事に結びついたという話しは結構あります。

例えばブログ経由でお仕事をいただくとかこれから初めての人に会う場合にあらかじめブログを読んで商談がスムーズにいった等間接的に貢献もあります。

ただやるからには仕事に関係する情報を掲載を心がけたほうがいいでしょう。

ビジネスと関係のないプライベートのゴルフの写真や今日の昼飯や天気等とかはあまり効果はないと思います。

個人情報の特定のリスクもあるのと、トラフィックは増えますが、直帰率が高くなるだけでビジネスには繋がりにくいでしょう。

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きちんと戦略・コンセプトを決めて書くことが重要

ただだらだらブログやSNSを更新するのではなく、きちんとコンセプトを決めて書くことが重要です。

例えば「お店の開設のコンセプトの話や苦労話」「今度仕入れ販売予定の商品の紹介」「なかなか口頭だけは説明しづらいお店・商品の歴史・詳細説明」「業界動向」「購入していただいお客様の声」等の記事を書くのもいいでしょう。

例えば自動車の整備工場のサイトの場合は、「今日入庫・修理した車の情報」や「この車種のウイークポイント」や「コーティングのビフォア・アフター」等を掲載している所も多いです。

そうすることにより、「こういう車も修理してくれるんだ!」等、新規ユーザーの集客に効果があります。

全く情報のないお店より、お店のコンセプト・経営方針・業務内容をブログなりで紹介しているお店だとやはり新規顧客は情報のあるお店を選びます

リピーター(常連さん)がつくのも重要ですが、新規顧客を獲得するというのはさらに重要です。

チラシやパンフレットやCM等に比べて新規顧客単価が安いのと効果が見えやすいブログやSNSは新規顧客を獲得するツールとしても気軽にでき最適と考えます。

一般ユーザーだけなく、検索アルゴリズムもターゲットにして投稿をしなくていはいけない

SNS・WEBサイトに情報を公開するということはユーザー(人間)を考慮したコンテンツ制作だけでなく、検索アルゴリズムを考慮したコンテンツ制作しなければいけません。

この検索アルゴリズムを考慮したコンテンツ制作を理解している人はほとんどいません。

ユーザーだけに対してコンテンツを充実させても、検索に表示されなければ誰も訪れることはありません。

検索アルゴリズムを考慮したコンテンツ制作はSEOと呼ばれることがありますが、以前に比べて検索アルゴリズムはかなり進化しており、小手先のSEOでは効果がありません。

例えばGoogleの検索アルゴリズムの場合、Web上に溢れる無数の情報の中から、ユーザーが求めている情報を正しく提供するためにGoogleの検索エンジンが検索順位を決めるためのルールであり、Googleの検索アルゴリズムはE-E-A-Tという指標で運営されています。

E-E-A-Tを意識して書く

もしブログ・コラム等を書くのであればE-E-A-Tを意識して書くといいでしょう。

E-E-A-TはGoogleの検索ランキングシステムが有益で的確な情報を提供しているか評価する際に使用されるコンセプト・指標です。

E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が示されていると感じるかどうかを評価をしています。

E-E-A-Tで該当しているサイトページであればGoogle検索ランキングにも評価されて、上位に表示されて、結果的に閲覧数アクセス数が増えてる結果になります。

[参考サイト]品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加(Google 検索セントラルブログ )

最近では自分でブログを書くのが面倒なので、AIで記事を増産しているサイトもありますが、文字数だけ多い、中身の薄いサイトを量産してもE-E-A-Tの評価が低ければ意味がありません。

不特定多数の誰かに見られるというを意識・同時にリスクを念頭に

ブログ・SNSに情報を掲載するということは、不特定多数の誰かに見られるということであり、それと同時にリスクを念頭に置かないといけません。

例えば個人情報に配慮する(例えば車の修理工場ブログだと個人を特定できるナンバーとかはモザイクをかける等)ことも心がけることが大事です。

経営をしているとクレームや不平や不満もあると思いますが、特定の顧客を非難することや夜中に更新しているとつい愚痴モードになってしまったりすることもあります。

個人のブログではなく、会社のブログとして少しクールダウンして客観的に情報を掲載することが継続するコツかも知れません。

ブログ・SNSを利用開始時には必ずカスタマーサポート(お問い合わせ)のことを一緒に考える

ブログ・SNSと開設することは比較的簡単ですが、同時に顧客との接点も増えることになります。

当然ブログ・Facebookページ・X・Instagram等、各SNSサービスごとにメッセージ・コメント・DMを受けることになります。

エンドユーザーは必ずしもホームページのお問い合わせフォームからお問い合わせするとは限りません。気軽にお問い合わせできるツールの方を利用します。

気軽に質問やお問い合わせできる反面、ちょっと調べればわかるような無用な質問も多くそちらに工数を取られる場合も多いです。

また各ツールからの質問にきちんと受け答えできるような体制や一元管理ツールの導入またはそこまでのリソースがないが場合はコメント機能が無効できるのであれば無効にする等設定を変更しておくことをおすすめします。

もしそうした各ツールごとのメッセージやお問い合わせに気づかず運用していた場合、エンドユーザーからしてみると無視されたと判断されて顧客満足度の低下やクレームに発展する可能性も十分ありえるので注意が必要です。

アクセス解析は重要・Googleアナリティクスを定期的にチェック

ホームページ運営やアクセス解析の相談を多々受けますが、ホームページを持っている店舗の人は多いですが、自分のサイトが1日にどのくらい訪問しているか答えられる人は意外にも少ないです。

Googleアナリティクス等設置はされているけど一度も見たことのない人も多いです。見たことのない人は一度アクセス解析をチェックしてどんな人がどこから訪れているか知ることをおすすめします。

ブログやFacebookにもアクセス解析があるので人気の記事投稿等がわかると思います。

アクセス解析をすることにより、ユーザーニーズを把握できるのと同時に人気の記事をストレッチしていくつか投稿記事を書くことによりさらなるアクセスアップも可能です。PDCAサークルを回すことが大事です。

継続的に発信し続けることが大事

日常業務に追われてそんな余裕がない場合は不定期更新でもいいと思います。ブログ更新が負担になり、日常業務のパフォーマンスが落ちるのは本末転倒なので避けましょう

その場合は、1記事投稿に関しての密度を上げる工夫をするといいでしょう。

ただ、できれば週1・月1でも投稿・更新し続けることが大事です。更新頻度が高いとGoogleの検索クローラーもサイトに訪問する頻度が多くなるので、それだけ公開した記事がすぐに検索結果に反映される可能性があります。

一旦公開した記事も放置をせず、まめにリライト・更新することも大事です。最近では検索結果に更新日等も表示されるので鮮度の高い情報を優先的に表示しています。

ブログやFacebookにもアクセス解析があるので人気の記事投稿等がわかると思います。モチベーションの意地にもなりますし、人気の記事をストレッチしていくつか投稿記事を書くことにより、さらなるアクセスアップも可能です。

■下記のコラムに詳しく書いてありますので興味のある方はご参照ください

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一番良くないのは3日坊主や忘れた頃にまとめて更新・公開すること

一番良くないのは3日坊主や忘れた頃にまとめて更新公開することです。「365日24時間アフターサービス」をキャッチしているにもかかわらず、ブログが3記事しか投稿されていなかったり、1年以上放置されている会社もあったりします。

またコロナ禍の緊急事態宣言時に通常営業が難しく、時間があるので今まで放置だったコラムを更新したり、新規サービス立ち上げたりしてWEBサイトを更新したはいいが、コロナ禍と終息とともに以前と同じ状態に戻ってしまうケースもあります。

放置状態の場合、サービスを終了していてもお客様は継続してサービスをしていると勘違いして、お問い合わせるする場合があるのでホームページの情報を削除しておく等が必要です。

ブログを書くのをひとり分業作業にする

ブログを更新する場合、書くぞ!と思ってもなかなかアイディアが浮かばない。まとめて書く時間がないという場合が多々あります。

もし従業員で協力してくれる人が居れば持ち回りで書いてもらうのがベストですが、いない場合はひとり分業作業をおすすめします。

ふと日常業務中にアイディアが浮かんだらネタ帳にまとめておくや、写真を撮っておく等しておき、時間が出来た時に画像を編集したり、記事化する等、自分の中で分業作業をしておくことでブログ更新作業の生産性を高めます

またブログやFacebookページには予約投稿機能があるので、休日や営業終了後にまとめて記事を書いて予約投稿設定をしておいて毎日定時に公開することもいいでしょう。

気持ちが乗らない場合は過去記事をリライトすることも大事

どうしてもブログやSNSをやっていると気持ちが乗らない時期が出てきます。そうした場合は、アクセスログ等見て、ブログの場合は過去の記事をリライトすることをおすすめします。

先程書いたとおり、人気の記事を更にストレッチをして書いたりすることにより更にアクセス数が増える可能性があるからです。

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このコラムの執筆者

個人事業主歴20年以上・IT関連(導入支援・ヘルプデスク)・FAQサイト構築・WEB関連(WEBマーケティング戦略・集客・分析)・WEB・ECサイト運営のアドバイザリーの仕事を中心に活動しています。

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