WEB運営においてGoogleの検索アルゴリズムを知ることは大事

WEB集客に関するとご相談で多いのがGoogleの検索アルゴリズムを知らない・理解していない人が多いことです。

そもそもアルゴリズムということも知らない方も多いです。今回はGoogle検索のアルゴリズムを中心に書きました。

目次

Googleの検索アルゴリズムを知らない・理解していない人がほとんど

SEOのご相談やWEB集客をする上でGoogleの検索アルゴリズムを理解することは非常に重要です。

また最近のAIに関しての理解度を深めるにもアルゴリズムを理解しておくことはとても大事です。

アルゴリズムとAIの違い

アルゴリズムとは一連の計算手順やルールに基づいて問題を解決する方法のことをいいます。

一方で、AIはそのアルゴリズムを駆使して人間のように学習し、意思決定を行うシステム全体のこといいます。

アルゴリズムとは、入力から出力するまでの「方法」を指した言葉です。処理、判断(真か偽か)、出力といった「方法」ですので常に決まった方法に従って出力されます。

一方、AIモデルはその「方法」で得られた結果、すなわち「経験」を積み重ねた「知識」です。現在のAIはアルゴリズムをベースとして成り立っています。

それぞれのサービスにアルゴリズムがある

この検索アルゴリズムの場合だけでもAmazon・Google・Meta・X等サービスにより異なります。仕様は完全に公開されていません。アルゴリズムはかなりのレベルで進化しています。

少し話はずれますが、わかりやすい例としては、YOUTUBEのレコメンデーション・リコメンデーション(関連する動画が表示される)やGoogle検索結果もログインしているユーザー(性別・趣向・エリア等)によっても異なります。

もし自分がどのようにGoogleにパーソナライズをされているか、知りたい場合は、Google広告のパーソナライズは下記マイアドセンターにて確認することができます。

[参考サイト]マイアドセンター

Googleアカウントを作成時に入力していないにもかかわらず、年齢や性別が表示されている場合はGoogleがユーザーの使用履歴を総合的に判断してカテゴライズしているからです

そのカテゴライズはGoogle広告の配信等に利用されたりしています。

Google広告の管理画面を見たことのある人なら、「世田谷区に在住・このアプリまたはサイト利用者・性別は男性・子どもはいる」等のユーザーのみ配信等設定が可能で、

つまりGoogleがパーソナライズされたデータを活用していることになります。

「検索アルゴリズム」と「ユーザー」をターゲットにしてコンテンツを制作をしないといけない

WEBサイトに情報を公開するということはユーザー(人間)を考慮したコンテンツ制作だけでなく、検索アルゴリズムを考慮したコンテンツ制作しなければいけません。

この検索アルゴリズムを考慮したコンテンツ制作を理解している人はほとんどいません。ユーザーだけに対してコンテンツを充実させても、検索に表示されなければ誰も訪れることはありません。

検索アルゴリズムを考慮したコンテンツ制作はSEOと呼ばれることがありますが、以前に比べて検索アルゴリズムはかなり進化しており、小手先のSEOでは効果がありません。

例えばGoogleの検索アルゴリズムの場合、Web上に溢れる無数の情報の中から、ユーザーが求めている情報を正しく提供するためにGoogleの検索エンジンが検索順位を決めるためのルールであり、

Googleの検索アルゴリズムはE-E-A-Tという指標で運営されています。

[参考サイト]有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成(Google検索セントラル)

Googleクローラーが定期的にサイトを訪問

GoogleクローラーはWeb上の情報を収集してデータベースに登録し検索結果に反映させる仕組みのことです。

Googleサーチコンソールに登録(登録しなくても)すると定期的に訪問されます。

もちろん更新頻度が高ければGoogleクローラーの訪問頻度も高いですし、Googleの評価の高いサイトからリンクがあればそこ経由でのGoogleクローラーの訪問頻度も高いです。

逆に更新頻度も低く、評価の高いサイトからのリンクがなければ訪問頻度も低い=検索結果に反映される可能性も少ない・更新しても掲載されるまで時間がかかります。

サイトを新規公開・ホームページに情報を掲載したからすぐ検索結果に表示されると勘違いする人も多いですが、そんなことはありません。

Googleクローラーが情報を収集してGoogleの検索アルゴリズムがE-E-A-Tを基準にコンテンツを審査してはじめて、検索結果に表示されることになります。

気合いをいれて文章を書いても、それがGoogleの検索アルゴリズムの審査でNGが出れば検索結果に表示されることはありません。

またE-E-A-T以外にもYMYL(Your Money or Your Life)というGoogleの検索品質評価ガイドラインがあり「お金・健康・安全・幸福」に大きな影響を与える可能性があるコンテンツはより厳格な審査がされます。

例えば医療系コンテンツはこのYMYLに該当します。

AI・アルゴリズムは忖度がない・言い訳が通用しない

Google検索アルゴリズムは例えるなら宿題のレポート提出と同じだと思います。

むしろ学校の先生の方が例えば風邪を引いて提出が遅れたとか家庭の事情で等、考慮をしてくれますが、アルゴリズムは忖度がないので、いくら本業が忙しいからブログが更新できなかった等、言い訳は全く考慮されないです。

下記のように宿題レポート提出とGoogle検索アルゴリズムを比較した場合、当然にようにGoogle検索アルゴリズムでの評価は低いです。

・友人のレポートをそのままコピー 
 →他のブログの記事をそのままコピーして掲載

・友人のレポートをテニオハだけ変えて提出
 →他のブログの記事をテニオハだけ変えて掲載

・代筆してもらいレポートを提出
 →全部AIにブログ記事を書かせて、そのまま掲載

・以前のレポートを日付やテニオハだけ更新して提出
 →すでに公開されているブログ記事やコンテンツを日付やテニオハだけ変えて頻繁に更新しているように見せかける

・毎日宿題提出の物をまとめて提出
 →年数回・時間のあるときにまとめてブログ記事を公開・コンテンツ修正

・レポートのタイトルだけ変えて再提出
 →ブログ記事のタイトルだけ変えて、記事を公開

・引用先を明記しないでレポート提出
 →引用先を明記しないでブログ記事を作成

・中身がない・内容が根拠がないレポート
 →中身のないブログ記事

・数行しか書いていないレポート
 →プログラミングコードより少ない文章量のブログ記事

もちろん文章だけなく、公開している画像もGoogleクロール対象になっているので検索結果に反映されます。

SEOとWEBの作法を混同している人が多い

検索アルゴリズムを考慮したコンテンツ制作とは具体的にはどういうことでしょうか?

Google検索アルゴリズムはもちろんE-E-A-Tを指標にした人間の文書だけなく、プログラミングコードやサイトのスピード・ディレクトリ構造等も評価対象になります。

つまりE-E-A-Tの考慮した人間の文書だけ、充実させても検索結果の上位を目指すでのであれば難しい(対象コンテンツによる)です。

逆にプログラミングコードやサイトのスピード・ディレクトリ構造等をチューニングして、コンテンツ自体ない・中身の薄いコンテンツ(E-E-A-Tの評価に値しない)であっても評価が低いです。

受験生がまったく勉強しないで受験テクニック(ハック)だけ駆使して受験に挑むような感じです。

両方が兼ね備わってはじめてユーザーにとってもGoogle検索アルゴリズムにとっても評価の高いコンテンツになります。

例えば「文書量よりプログラムコードの多い記事」「画像リサイズをしないで元画像ままアップロードしたやたら大きい記事」「強調表示がstrongタグではなくただ単に色をつけただけとか」「見出しがHタグではなく、太字でフォント数を大きくしただけ」等
たたあります。画像サイズ・画像ファイル名の規則性・見出しのタグ等、こうしたことはSEO対策でも何でもなく、WEBの作法の範疇だと考えます。

こうしたブログコンテンツを書いた人は素人かと思いきや、SEO業者経由でライターさんに依頼をして書いてもらったというケースが多々あります。
中には画像ファイル名を「スクリーンショット 2025-01-31 17xxxx.png」でWindowsの画面キャプチャーをそのままアップロードしている業者さんもいました。。

ライターさんがSEOに詳しい・WEBの作法を理解している・コンテンツの専門知識もあり・ライティング技術がある等、この4点を兼ね備えた人かというとほとんどそうした人はいません

実際は低時給でバイトに記事を書いてる(以前は外国人のケースもありましたが、最近はAIに記事を書かすケースもある)場合が多いです。

SEO対策として記事を量産する前にサイトの改善最適化をしたほうがよほど効果があります。むしろ量産する前にすべきことなのです。

ただそれはかなりの工数や費用もかかるのと面倒なのでそんなことをするとSEO業者は採算が合わなくなるのでビジネスとして成り立たないのです。

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このコラムの執筆者

個人事業主歴20年以上・IT関連(導入支援・ヘルプデスク)・FAQサイト構築・WEB関連(WEBマーケティング戦略・集客・分析)・WEB・ECサイト運営のアドバイザリーの仕事を中心に活動しています。

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